コンテンツ化された苦悩

憎み憎まれて生きるのさ

24歳ニートの人生がダメになっていくドキュメンタリーです

ゴールデンウィークが死んでいる。ヤア!ヤア!ヤア!

 

言葉は降り止まない雨のように紙コップに溢れ
激しい流れとなって、宇宙の彼方へ消えていく。
悲しみの溜まりと喜びの揺らぎは僕の心を漂いながら
僕を包み、撫でていく。

「Across the universe

 

 朝起きてから、一言も言葉を発していない。10連休も半ばを過ぎて。

 なぜかというと、俺は今住み慣れた実家を離れて一人で暮らしているからだ。姉が彼氏と旅行に行ってるらしいので、その留守番として姉の借りている部屋に昨日から住んでいる。POPEYEに出てくるような丁寧な暮らしぶりはどうやらできそうにない。

 アンチ丁寧な暮らしの一例

・木のお皿に冷凍竜田揚げのっけて電子レンジでチンしたらお皿の表面がブツブツになる。

・給湯器の存在を知らなくて、30分間全裸のままシャワーから冷水を出し続ける。

・洗濯機動かすのがめんどくさいので、Tシャツとパンツを風呂場で手洗いする。

 

 一人暮らしめんどい。ご飯を作るのとか無理だ。近所のスーパーで冷凍食品を買い込んで、永遠にチンしている。チン地獄。「冷たい熱帯魚」のオープニングみたいになってる。早くも帰りたい気持ちでいっぱい。

 姉の部屋の娯楽の少なさもひどい。自己啓発本と阿部公房しかない。テレビもねえ。そういえばコンポはある。と思いたち、ブログを書いている手をとめて、CDラックを確認する。LIVE感。何を流そうか。

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 9割が洋楽で雑然としている。ロキノン厨。姉よ、カート・コバーン(ジミヘン、ジャニス・ジョプリン…etc)なら死んでてもおかしくない年齢なんだからおとなしく邦楽に戻ってこい。日本のバンドが「毛皮のマリーズ」と「凛として時雨」のみってどういうことだよ。姉は出来の悪い弟に比べてだいぶアクティブなので海外までバンドの追っかけをしてたことがある。世界を股にかける姉に対して意地でも部屋から出ない俺。どうしてここまで差ができたのだろう。

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 Blurの「13」を選ぶ。輸入盤のせいか、歌詞カードがついてない。日本版買えや。

 ブリットポップの覇者となり、そして最大の敗者ともなったブラー。

特に、そのフロントマンのデーモン・アルバーンは全ての負債を押し付けられたようだ。

アルバム「blur」という原点回帰の作品を出すことで彼らのクリエイティビティは開放されたが、敗北、失恋、メンバー同士のすれ違いを経験し、心の面で完全に癒えることは無かっただろう。そんなギクシャクした状態でこのアルバムは作られた。

アルバムを終始覆うのは「絶望」である。TenderもNo Distance〜も美しいがとんでもなく暗い。そして悲しい。他の曲も、まさにメンバー同士の喧嘩である。虫の羽音のようにせまるグレアムのノイズ、まるで逆らうかのようなアレックスのグルーヴ、死ぬ前の声とはこんなものなんだろうかという程のデーモンの声。そして、このアルバムにして初めて本性を現したデイブさんのドラム。全てがトゲトゲしく、激しく主張する。

しかし常に「ポップ」であり続ける彼らの精神が、「13」でも生き残っている。

Amazonレビューより抜粋

 ふむふむ。「Parklife」しか聴いたことないが、どうやら内向的な作品らしい。

 このバンドのフロントマンであるデーモン・アルバーンOasis時代のリアム・ギャラガーに「エイズにかかって死ねばいい」と名指しで言われたことがある。このバンドのことは一つも詳しくないけどフレッドペリーのポロシャツを信じられないくらい素敵に着こなしている人なので尊敬している。

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(めっちゃかっこいい。スウィングトップ、ポロシャツ、ジーンズをこんなカッコよく着れる人います?)

 

 blur爆音で流してるけど大丈夫かな。ご近所トラブルに発展したらどうしよう。

 話を元に戻す。とにもかくにも恥ずかしながら24歳にして初めての一人暮らしなのである。アメリカの青春映画ではよく、実家の留守番してる最中にアホみたいに友達を呼び、ホームパーティーをして家がめちゃくちゃになるという定番シチュエーションがある。

 大抵、酒調達する奴が一目置かれたり、こっそり抜け出して両親の寝室でセックスを始める連中がいたり、ビアポン(コップにピンポン玉投げ入れて対決し、酒を飲ませ合う謎のゲーム。詳しいルールは不明)したり、家に飾ってある美術作品がなんらかの形で台無しになったり、マリファナやったり、飲みなれてないナードがゲロを吐いたり、クラブミュージックが大音量でガンガンかかってたりする。

 せっかく一人暮らしだから念願のそれをやってやろうと思ったけど、そもそも呼ぶ友達がいなかった。なので、昨日は新宿のHUBにいって飲んできた。

  去年HUBで知り合った風俗嬢の女の子に呼ばれて、はるばる電車を乗り継いで行ったけど、なぜか男とデート中だったらしくて俺は大変気まずい思いをして、最終的に何故か分かんないけどラブホテルの前までその二人を送り届けるという。俺はいったい華のゴールデンウィークに何をやっているんだろうという気持ちになった。心の底からそういう気持ちになったのだ。終電近くの帰り道、駅のホームで酔ってんのか知らんけどふらふら歩いている男に思いっきりスニーカーの踵を踏まれた。あまりのかなしみにいま宗教に勧誘されたらどんなカルトでも入信する!と思った。

  シャワー入って寝て起きたら9時で、お腹が空いて近所のスーパーで冷凍食品を買いだめし、冷凍パスタ食べてたらTシャツにはねて、また脱いで洗って乾かしている間、裸にジーンズというアメリカンスタイルで過ごし、家の外に出るでもなく昼寝したら午後になっててyoutubeを見ていたら夕方になったので暇すぎてやることもなく、こうやってブログを書いているのだ。ようやく時系列がつながった。

 そして、それ以外はなにもしていない。アナーキー・イン・ザ・姉の部屋。文章書くのもめんどくさくて、思いつくままこうしてダラダラ書いているうちに一時間が経過。

 blurの「13」も終わってしまった。結局アルバムの一番最初の曲が一番良かった。メロディーがゆったりしていて、カントリー調というのかゴスペル調というのか。壮大な感じがするポップソングでした。この曲だけiphoneに入れたい。

www.youtube.com

 

かつてないほど、いきあたりばったりで書いている。アンドレ・ブルトンの「白髪の拳銃」かっつーの。いつになく写真を貼ったりしてみたり、だましだまし、文字稼ぎしてここまで書いてきたけれどもうまい落としどころが見つからない。それも人生。ホームパーティーはやらない。どうでもいいですけど、ブログの方向性見失ってるのでこれから更に雑然としたことを書いていこうと思います。

 

いましがた
おれは、おれの留守に
おれの部屋に入ってみた
カーテンのすきまから洩れて入ってくる すじの陽の光
文字でしかなかった詩の数々

ない過去を思い出すための詩
自分に宛てた、ペンフレンド募集のための詩
一分間に十行しか読めない詩
一行と次の一行までのあいだに雑草が生えてしまった詩
孤立し、内部世界へとじこもり、
駒鳥をいたわるだけにすぎない詩
洗面器一杯のヘドより軽い詩
出会いを待つための待合室におかれてある、
なぐさめの一輪ざしの詩
車輪のついていない詩
署名するだけの詩
書かなければ忘れられてしまうと思って、
オールドミスたちがさえずりまくる詩
七人の失業者の回覧板でしかない詩
国境をこえるとただの紙屑となってしまう詩

「詩の朗読という詩」

 

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