コンテンツ化された苦悩

Boy neet Girl (そして人生は続く)

22歳ニートの人生がダメになっていくドキュメンタリーです

脳にお味噌が足りてない

 自分がいま、死んでるみたいに生きているのか、生きてるみたいに死んでるのか分からない。不眠症のカバのような退屈な毎日を過ごしている。22歳ニート、本日は暑すぎて外に出ることを断念しました。小学生が8月31日に手つかずの宿題を前にしたような焦燥感が重くのしかかる。だが、小学生じゃない俺にはやらなくてはいけないことなど何一つない。

 

 会社に入って毎日働いてお金を稼ぐという社会人としての基本となることが、なんで俺にはできないんだろう。前の職場はたしかに辛かったけれど、自殺したり過労死するようなキツさの職場ではなかった。俺より辛い環境で日々歯を食いしばってがんばっている人は大勢いるはずだ。学生時代は「やる気ないなら帰れ」って叱る先生がいたら本当に帰りたくなるどうしようもないナマケモノだった。さすがに帰らなかったけど「やる気ないなら辞めちまえ」と言われたら本当に辞めてしまう社会人になるとは思わなかった。NOと言えない日本人。「会社辞めます」と言える俺。

 

 考えても仕方のないことなのに毎日辞めた職場のことをぐるぐる考えてる。短い間だけど、いろんな人にお世話になった。「つらくてもまず半年頑張りなさい」「何かあったらいつでも相談してね」「今度飲みに連れて行ってやる」とか言ってくれた人に何も言わずに辞めてしまった。忙しいのに時間を割いて商品研修やマナー講習をしてくれた先輩社員は怒っているだろうか。辞めた職場のことなんてもうどうでもいいけど、やっぱり考えてしまう。

 

 一度就職に失敗したからって残りの人生もうずっと何にもしたくないと思ってしまう俺は世界一のバカだ。もうすぐ両親も定年で俺がずっとニートでいて、いいわけがない。おばあちゃんたちにも心配かけてしまうことになる。おばあちゃんも最近、体の調子が悪いらしい。そんな状態で孫がニートだったらかわいそうだ。何とかして働いて、まっとうな人生を取り戻さないと。でも、どうしてもがんばる気にはなれないんだ。

 

 自分のダメな境遇を全部人のせいにしたい。そうじゃないと悲しくて生きていけないよ。仕事辞めるのは俺の決意だけど、それを決意させるまでにどんなことがあったかって事には会社は驚くほど無関心で、そういう意味じゃ会社なんて全く信用できないものだと思った。全部嘘じゃん。会社案内のパンフレットに書いてあること。人格形成とか社会の幸福のためとか綺麗ごとばっかり並べるくせに、新入社員一人すらまともに育てられない会社じゃねーか。社会の幸福の前に俺を幸福にしてみろよ。仕事への不信感を植え付けて働く意欲のないニートを日本に一人増やしただけだからな。俺は一生かけて自分が社会に必要とされてないゴミ人間であることを身をもって証明し続けてやる。絶対お前らより良い職業について見返そうなんて思わねーぞ。こうやっていつまでも傷口を見せびらかして生きていってやるからな。俺を辞めさせてよかったな。