コンテンツ化された苦悩

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コンテンツ化された苦悩

「お前がブログを覗くとき、ブログもまたお前を覗いているのだ」

アクセス数増やしたい君へ 〈1000字でダメなら2000字だ!の巻〉

迷走してるのは就活か、ブログ執筆か。そんなことはもうどうでもいい。夜のとばりに身をひそめ、孤独にことばを紡ぐのさ。俺は依頼のない不眠症ナマケモノ作家でそもそも誰に向かって言葉を語るべきかを見失ってさまよっているだけなのか?自分で自分に課した毎日1000字のノルマが俺の心を曇らせる。「そろそろ書くことなくなってきた気がする…」心の奥からそんな悲痛なうめき声が聞こえてきた。書け、書くんだジョー、真っ白な灰になるまで。

 

というわけで毎日毎日、似たような記事ばっかあげてたらアクセス数激減しがちな俺がどうすれば受けるブログを書けるか、分析しながら実践していくことにしました。やっぱ何事もマンネリは良くない。日々の単調な生活で感情がオートメーション化しつつある現代人には変化が必要なわけ。正常位もいいけどたまには騎乗位も的なそういうアレです。

 

今の日本で一番文筆業で名を売ってるのは、村上春樹だと思いますけど村上春樹的なブログを書いたとしても果たして人気出るかなって話ね。村上春樹的な題材といえば翻訳小説。ジャズ。猫。セックス。手料理。シュールな夢。恋人の失踪。暗喩。カキフライ。とか?どれを取り入れてもこのブログに活かせそうにない。

 

 

「ある日曜日の午後、僕はコルトレーンのレコードを聴きながらチャンドラーの『長いお別れ』を読んでいた。どちらも手垢がつくくらいお気に入りのはずなのに、いつもと同じようにトロンボーンと探偵のドタバタは僕を安心させてくれた。すると精神病院から退院してきた恋人が唐突に僕のものを愛撫し始めた。やれやれ、口での愛撫はこれでもう今日6回目のことだった。射精する瞬間、なぜか僕は突然きゅうりのサンドイッチが食べたくなる衝動に駆られた。それは太平洋を漂流していた幽霊船がマッコウクジラの息継ぎと衝突するくらい突然だった。恋人はカキフライと失踪した。先週猫がいなくなったのに今度は君がいなくなるなんてばかばかしい。仕方ないので僕はラコステのポロシャツとラルフローレンのジーンズに着替えて彼女を探しに行くことにした。思うにこの世界では真っ暗な口を開けた古井戸がそこかしこにまちかまえているに違いない」

 

 

村上春樹的な文章がそもそも真似できないからモチーフを取り入れても意味がないということに気づいた。特徴ある文体なのに適当に書いても全然似てないから悲しい。でも村上春樹の小説の主人公って気弱だけど冷静でおそろしく頭がきれるから口喧嘩ほとんど負けない人ばっかだよね。そのスキルはブログやるにあたって必要なことだと思う。炎上しても論理的に口喧嘩に臨む準備をしておこう。とはいえ僕のブログが炎上する予定なんてこの先、全くないのだけれど。やれやれ。


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