コンテンツ化された苦悩

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就職したぼくが仕事をやめるまで

やる気のない大学生が就職したらどうなるかのドキュメンタリーです

道に迷って企業の能力試験みたいなのを受けられなかった話

人は失敗を乗り越えて強くなる生き物だ、だからたくさん失敗しなさい」と人は言う。だがしかし、本当に失敗の数だけ強くなれるのならば、今頃俺は花山薫並みに強くなってないとおかしいと思うんです。今日の出来事も俺の人生の数多くの失敗のアルバムにまた1ページ追加されました。

 

「就活あんま頑張ってない俺カッコいいだろ」みたいな舐めたスタンスでやってたはずなのに普通に自分のミスで受けられなかったのが悲しくて仕方ない。せっかく600円もする証明写真を張り付けたエントリーシートを400円もする速達でギリギリに出したのに、受けられなかった。しめて1000円分の損。いや、エントリーシート書くのに2時間くらいかけたからその時間もロスしてる。でも、この失敗で俺はさらに強くなれる。いや、強くならないとだめだ。

 

生まれたときから事あるごとに道に迷ってきた。人生ってラビリンスやね。道に迷ったときって何であんなに心臓がバクバク脈打つんだろう。今日の朝はやけに暖かくて、というより暑くて周りをきょろきょろしながら半泣きしてダッシュしてたらスーツがじっとり湿った。駅でしばらく涙をこらえるためにベンチで座って歯を噛みしめてた。こんな最悪の気分を盛り上げるために音楽でも聴こうと思ったけど先月就活カバンなくしたせいでウォークマンもなくしてたから聴けなかった。なんて単純で馬鹿な俺。「もっと時間に余裕をもって行きなさい」という教訓。迷わず行けたら20分前に着くはずだったんだけどね。

 

いつまでも駅のベンチで呆然としててもしょうがないのでそのまま電車に乗って大学へ行った。授業はないのでパソコンルームでしばらくインターネットサーフィンして散歩して家に帰ってきた。つまり今日も就活はしていない。はあ。いや「はあ」じゃなくて、就活しろよ。でも、正直なところ電車に乗って家と大学往復するだけで、ものすごく疲れるんだ。たるみきってんな。一日に複数のセミナーをハシゴしてまわっているやつとか本当に俺と同じ生き物なんだろうか。企業の説明会に行く時も初めての路線を使って、初めての駅に降りて、初めての建物を訪ねて、初めての人と会うだけで俺の体力がりがり削られてく。経験したことない新しい出来事ってエネルギーを大量に使う。でも世の中にはそれが全然平気なやつとかいるんだよなあ。

 

それって、なんとなく俺の身体性能に由来している気がしてならない。まず音痴だ。リズム感とか声を調節する機能がぶっ壊れてる。それに運動音痴。球技が壊滅的だ。ボールがびゅって飛んでくるのが尋常じゃなく怖くて体がこわばってしまう。さらに今日の方向音痴。自分が間違った方向に進んでるって自覚がないのに、根拠のない自信でずんずん行っちゃうのがダメだ。もし、俺が歌うまくてスポーツ万能で、道に迷わなかったらもっと活動的な人間として就活ばりばりやってたかもね。でもそうじゃないから頑張るしかない。